VB.NETでフォルダを操作する方法を紹介していきます。
具体的には、フォルダの作成、移動、削除の3つの方法を紹介します。
フォルダの存在チェック方法を知りたい方はこちらを参考にしてみてください。
フォルダの作成
vb.netを利用して、フォルダを作成していきましょう。
まず、ライブラリをインポートしましょう。
Imports System.IO
ライブラリーを記載したら、フォルダを作成するために必要な「Directory」が使用できるようになります。
Directory.CreateDirectory(フォルダのパス)
例を見てみましょう。今回は「D:\hironimo\blog」のフォルダを作成してみましょう。
Dim str_path As String = "D:\hironimo\blog"
Directory.CreateDirectory(str_path)
結果
フォルダが作成されましたね。
このように、親フォルダ(hironimo)が存在しなくても、親フォルダごとフォルダを作成してくれます。
フォルダの移動
続いてフォルダの移動を行ってみましょう。
フォルダの移動を行うには「Directory.Move」を利用します。
Directory.Move(移動元パス,移動先パス)
第一引数に「移動元のパス」、第二引数に「移動先パス」を記載することで移動させることができます。
例を見てみましょう。先ほど作成したフォルダを、「D:\temp\blog」に移動させてみましょう。
Dim str_path As String = "D:\hironimo\blog"
Directory.CreateDirectory(str_path)
Dim str_path2 As String = "D:\temp\blog"
Directory.Move(str_path, str_path2)
結果
元のフォルダはなくなっていますね。
tempにblogフォルダが移動していることが確認できました。
このように、Moveを利用すると移動することができます。
ただし、注意点が3点あります。
- ドライブが異なる場所への移動はできない
- 親フォルダが存在しない場所への移動はできない
- 既にフォルダが存在している場合は移動できない
DドライブのフォルダをCドライブに移動するなどドライブ間の移動はできません。
同じドライブ内でも、存在しないフォルダへの移動はできません。
また、同じ名前のフォルダが存在している場合も移動できないので注意しましょう
フォルダの削除
最後にフォルダの削除方法を紹介していきます。
フォルダを削除するには「Directory.Delete」を利用します。
Directory.Delete(フォルダパス)
例を見てみましょう。
Dim str_path2 As String = "D:\temp\blog"
Directory.Delete(str_path2)
結果
blogフォルダが削除されていますね。
サンプルソース
最後にサンプルソースを載せておきます
Imports System.IO
Public Class frmDirectory
Private Sub BtnFoldMake_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles btnFoldMake.Click
'フォルダ作成
Dim str_path As String = "D:\hironimo\blog"
Directory.CreateDirectory(str_path)
'フォルダ移動
Dim str_path2 As String = "D:\temp\blog"
Directory.Move(str_path, str_path2)
'フォルダ削除
Directory.Delete(str_path2)
End Sub
End Class
まとめ
今回は、フォルダの操作方法をまとめていきました。
フォルダの操作はそれほど難しくなかったと思います。
- フォルダの作成 「Directory.CreateDirectory(フォルダパス)」
- フォルダの移動 「Directory.Move(移動元ファイルパス,移動先フォルダパス)」
- フォルダの削除 「Directory.Delete(フォルダパス)」
フォルダを操作したいときは、是非参考にしてみてください。