
今回は、VB.NETからSQLServerへ接続しデータを取得する方法を紹介していきます。
VB.NETで仕事をするなら、見ておいて損がない技術だと思うので、備忘録として残しておきます、是非参考にしてください!
それでは、やっていきましょう。
接続文字列の作成
SQLServerに接続するには、まず接続文字列を作成する必要があります。
プロジェクトを右クリックして、プロパティを選択しましょう。そして、設定を選択すると、下のような画面が表示されます。
「名前」に好きな値を設定してしましょう。今回はsqlServerとしました。
次に、「種類」ですが(接続文字列)を選択してください。
最後に値を入れるのですが、「...」をクリックしてください。データソースの選択画面が表示されるので、「Microsoft SQL Server」を選択しましょう。
「続行」をクリック
※この時、インストールが足りていないと、Visual Studio のインストーラが起動されますので、そのままインストールを選択してください。
接続のプロパティが表示されますので、入力していきます。
今回は、SQLServerを利用しますので、SSMS(SqlServerManagementStudio)のログイン画面のサーバー名をそのまま入力しましょう。
SQLServerをインストールしていない人は先にこちらを参考にしてください。
サーバー名を入力します。今回はWindows認証で行うので認証はこのままでいきます。
そして、対象のDBを選択してください。選択したら、「OK」をクリックしましょう。
これで、接続文字列の設定は、完了です。
SQLServerの取得方法
それでは、ここからは、実際にSQLServerのデータを取得する書き方を載せていきます。
今回は、あらかじめテーブル(hironimoTable)を用意しており、5件のデータを登録しています。
このデータをデータテーブルに格納する方法を紹介します。
VB.NETの場合
Private Sub Form1_Load(sender As Object, e As EventArgs) Handles MyBase.Load
Try
'SQLServerの接続開始
Dim sqlconn As New SqlConnection(My.Settings.sqlserver)
sqlconn.Open()
Try
'SQL作成
Dim sql As New System.Text.StringBuilder
sql.AppendLine("SELECT")
sql.AppendLine(" *")
sql.AppendLine("FROM hironimoTable")
'SQL実行
Dim command As New SqlCommand(sql.ToString, sqlconn)
Dim adapter As New SqlDataAdapter(command)
Dim dt As New DataTable
adapter.Fill(dt)
'実行結果
For rowindex As Integer = 0 To dt.Rows.Count - 1
For colindex As Integer = 0 To dt.Columns.Count - 1
Console.Write(dt.Rows(rowindex).Item(colindex).ToString & " ")
Next
Console.WriteLine()
Next
Catch ex As Exception
Throw
Finally
sqlconn.Close()
End Try
Catch ex As Exception
MsgBox(ex.ToString)
End Try
End Sub
結果
00001 ひろにも きりん 150 55.5 2019/07/15 10:00:00 2019/07/15 10:00:00
00002 田中 ぞう 160 55.5 2019/07/15 10:00:00 2019/07/15 10:00:00
00003 ひろにも きりん2 170 66.6 2019/07/15 10:00:00 2019/07/15 10:00:00
00004 鈴木 あり 180 77.7 2019/07/15 10:00:00 2019/07/15 10:00:00
00005 ひろにも きりん3 190 88.8 2019/07/15 10:00:00 2019/07/15 10:00:00
まとめ
今回は、SQLServerのデータをDataTableに格納する方法をまとめました。
SqlServerに接続するには、SqlConnectionを作成し、SQL文をSqlCommandに格納、最後にSqlDataAdapterで実行するという流れでできました!
このやり方はかなり実践でも使えるので、おすすめです!
今回は以上です!お疲れさまでした。