
目次
今回は、VB.NETでのProgressBar(プログレスバー)の使い方について紹介していきます。
ProgressBarは、進捗を確認したい時などに使用するコントロールで、進捗率を棒グラフで表示するようなイメージです。
それでは早速見ていきましょう。
ProgressBarの配置
ProgressBarは、ツールボックスにあるのでまず画面に配置しましょう。
こんな感じで画面を作成しました。
プログレスバーとラベルとボタンを使用しています。
ProgressBarのプロパティ
配置が完了したら、続いてプログレスバーのプロパティについてみていきましょう。
プログレスバーで使用する基本的なプロパティは3つあります。
プロパティ 最大値 Maximum
1つ目はプログレスバーを作成する時の、最大値を設定するMaximumプロパティです。
プログレスバーを表示する上で、まずは最大値を指定しましょう。設定方法は下記のようになります。
ProgressBar.Maximum = 値
プロパティ 最小値 Minimum
2つ目はプログレスバーを作成する時の、最小値を設定するMinimumプロパティです。
最大値の設定の次は、最小値を設定しましょう。設定方法は下記のようになります。
ProgressBar.Minimum = 値
プロパティ 現在の値 Value
3つ目はプログレスバーの値は今いくつなのかを設定するValueプロパティです。
このValueを設定することで、プログレスバーの進捗率が変動していきます。
サンプルソース
ここからは、サンプルソースになります。
初めに作った画面をに処理を追加していきます。
最小値:0 最大値:10のプログレスバーを設定し、
ボタンを押下すると、1秒ごとに1ずつ増えていくような処理を記載してみましょう。
Public Class frmProgressBar
Private Sub frmProgressBar_Load(sender As Object, e As EventArgs) Handles MyBase.Load
Label1.Text = 0
Label3.Text = 10
'プログレスバーのプロパティ
ProgressBar1.Minimum = 0
ProgressBar1.Maximum = 10
ProgressBar1.Value = 0
End Sub
Private Sub Button1_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button1.Click
For i As Integer = 1 To 10
System.Threading.Thread.Sleep(1000)
ProgressBar1.Value = i
Label1.Text = i.ToString
Label1.Update()
Next
End Sub
End Class
解説
9~11行目:プログレスバーのプロパティを設定
17行目:10回ループ
19行目:1秒待機
21行目:プログレスバーの値を設定
22行目:ラベルの値を設定
23行目:ラベルの値を画面上更新している。この処理がないと、画面上での数字のカウントがされません。
結果
このように1秒ごとにプログレスバーが進んでいき、カウントアップされたと思います。
まとめ
プログレスバーの使用方法についてまとめてみました。
何かの進捗を画面で表示したい時などに利用してみてください。
- ProgressBar.Maximum
- ProgressBar.Minimum
- ProgressBar.Value
この3つのプロパティを利用することで基本的な操作が可能です。