VB.NET 入門 画面レイアウトの作り方

今回は、VB.NETの画面レイアウトの作り方を紹介します。

とても簡単なので、楽しいですよ。

それでは、さっそくプロジェクトを作成するところまで行ってください。

コントロールを配置しよう

プロジェクトが作成できたら、画面の左端にある、ツールボックスをクリックしてみましょう。(赤枠で囲われているところ)

クリックすると、ツールボックスが表示されると思います。この中に、画面を作成するためのコントロールがたくさん用意されています。

コモンコントロールを開いてみましょう。今回は、最も基本的な、3つのコントロールを配置してみましょう。

Button と Label と TextBox というコントロールにがあると思います。

それぞれ選択して、ドラッグアンドドロップで画面に配置できます。

適当に配置してみてください

こんな感じで画面のレイアウトは、作成できます。

とても簡単ですね。ツールボックスから、使いたいコントロールを選んでドラッグアンドドロップするだけです!

 

プロパティを設定しよう

コントロールを配置できたら、今度は、プロパティを設定してみましょう。

Buttonコントロールをクリックして選択すると、右下の方にプロパティが表示されたのではないでしょうか。

プロパティで、例えば Buttonコントロールの文字を変ることができたり、大きさを大きく設定することができます。

プロパティの中で最も大事な「Name」について少し説明をしておきます。

「Name」とは、そのコントロールのIDみたいなものです。

要は、複数のボタンコントロールを配置したときに、どれがどのボタンかわかるようにするためのものです。

なので、同じ画面の中に同じ「Name」を設定することができません。

「Name」については必ず理解しておきしょう。

 

プロパティは数が多いので、全てを覚えることはできないと思いますが、色々と触ってみてください。

今回は「Name」「Text」「Size」「Font」を変更してみました。

プロパティを変更することでコントロールの見た目が色々変わりましたね。この辺は直感で分かるように作られているので、自分なりに触ってみてください。

最後によく使うプロパティ項目を紹介します。それは、「Enable」と「Visible」と呼ばれるものです。

「Enable」は、そのコントロールの使用可否を設定するもので、Enable = Trueであれば使用可能、Falseであれば、使用不可になります。

「Visible」は、そのコントロールを表示するか、表示しないか設定するもので、Visible = Trueであれば、表示され Falseであれば、非表示になります。

試しに変更してみてください。

 

イベントを作成しよう

最後に、コントロールのイベントを作成してみましょう。

イベントとは、処理を開始するトリガーのことです。

一番わかりやすい、Buttonコントロールで見てみましょう。プロパティの稲妻マークをクリックしてみてください。

稲妻マークをクリックすると、たくさんのイベントが表示されると思います。Buttonコントロールはほぼクリックイベントしか使いませんので、

Clickイベントを作成してみましょう。

btnTestClickと入力してみました。

そのあとEnterキーを押してください。下のような画面が表示されたかと思います。

赤枠で囲っている部分にボタンイベントが作成されたので、ボタンをクリックされた時の処理をここに記載することができます。

今回はお試しで、一行のみ記載してみました。

Private Sub btnTestClick(sender As Object, e As EventArgs) Handles btnTest.Click
    Label1.Text = "ひろにも"
End Sub

btnTestをクリックした時に、Label1のTextプロパティを"ひろにも"に設定するという意味です。

「開始」ボタンで実行してみましょう。

Lableのコントロールの表示が変更されました。

こんな感じで、VB.NETではプログラムを作成していきます。

 

よく使うイベントに、FormコントロールのLoadイベントというのがあります。

画面起動時にイベントが走るので、覚えておきましょう。

 

まとめ

画面レイアウトの作り方 → VB.NETでのプログラム作成手順
  • ツールボックスから、作成したいコントロールをドラッグアンドドロップで配置する
  • 配置したコントロールのIDを設定し、プロパティの設定を行う
  • 配置したコントロールのイベントを作成して、処理を記載する

VB.NETの画面レイアウト作成手順は、基本的にはこんな感じになります。

画面レイアウトが作成できたら、あとは各イベントに処理を記載することで、プログラムが完成します。

 

よく使うコントロールのプロパティ
  • (Name):コントロールのIDのこと 一番重要!!
  • Text:コントロールに表示する文字 Nameと間違えないで!!
  • Enable:コントロールの使用可否を設定できる
  • Visible:コントロールの表示、非表示を設定できる

プロパティは、これだけは覚えておくと便利です。コントロールの種類によって、プロパティも変わるので、膨大にあります。

全て覚えるのは不可能なので、実践で学んでいきましょう。

 

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