
システム開発において、データベースは非常に重要な役割を持っていますが、
そもそもデータベースって何?という人のために簡単にまとめておきます。
データベースとは
データベース(database)とは一言でいうと、データを集めた集合体のことを言い、
データ(data)の基地(base)という由来で作成されています。
データベースの例としては、「スマホの連絡先(電話帳)」、「紙ベースの電話帳」、といったものがあげられます。
名前、電話番号、メールアドレスといったデータが集められているので、データベースと呼ばれています。
ちなみに、現在の主流のデータベースは、関係(リレーショナル)型データベースと呼ばれています。
イメージでいうと、EXCELの表のようなデータベースです。
名前、電話番号、メールアドレスなど1つ1つを「データ」と呼んでいます。
その「データ」の集合体、つまり電話帳のことを「テーブル」と呼んでおり、
さらにその「テーブル」の集合体のことをデータベースと呼んでいます。
EXCELでいうところの
EXCELのセルが「データ」
EXCELのシートが「テーブル」
EXCELのブック自体が「データベース」
こんなイメージを持つとわかりやすいと思います。
データベースのメリット
データベースのメリットについて考えてみましょう。
たくさんのデータを持っているときに、欲しいデータをすぐに取り出せないと困りますよね。
データベース化しておくことで、データの検索、データの編集、データのグループ化、データの並び替えを簡単に行うことができます。
その時のやりたいこと、目的に応じて自由にデータを取得することができるのが強みです。
例えば、先ほどの電話帳で例を挙げると、大量の連絡先から「ひろにもさん」を検索してください。と個人を特定する検索をかけることができたり、
電話帳に誕生日を登録しておくことで、この5月が誕生日の人の一覧を検索し、取得することができます。
ひとつひとつ探そうと思うと大変ですよね。
なのでシステム開発で、データの検索画面を作成しようと思ったら、
データベースからデータを検索してその結果を表示するなど、データベースはとても重要な役割を持っています。
データベースの製品
じゃあどうやってデータベースを作るの?って疑問がでると思いますが、
実はデータベースには様々な商品が存在しています。ですので有名なものをいくつか紹介しようと思います。
MySQL
まずは、MYSQLから紹介していきます。
MYSQLは、無料のオープンソースデータベースです。
特にWEBを作成する時に使用することが多く、ホームページを作成したりするときに、
WordPress(ホームページ作成ツール)とMySQLで作成したりします。
レンタルサーバを契約すると同時にインストールできるようになっていることが多いです。
Oracle
Oracleは、個人というよりは、企業が扱うデータベースというイメージがあります。
有料のデータベースで、大規模なシステム開発の場合によく使用されていました。
私は、Javaで開発を行うときにOracleをよく使っていました。
https://www.oracle.com/jp/database/
SQLServer
SQLServerは、MicroSoftが提供しているデータベースです。
企業で大規模に使うときは有料版で、個人使用など小規模で使うときは無料版があります。
MicroSoftが提供しているので、Windowsと相性がよく、MicroSoftの言語であるVB.NETやC#とも相性が良いです。
https://www.microsoft.com/ja-jp/sql-server/sql-server-2019
SQLite
SQLiteは無料でダウンロードすることができます。
Androidのスマートフォンアプリの開発を行うときに、SQLiteを使用することがあります。
スマートフォンの中にSQLiteがダウンロードされており、スマートフォンでもデータベースを扱うことができます。
https://www.sqlite.org/index.html
PostgreSQL
PostgreSQLも無料オープンソースのデータベースで、有名なデータベースなのですが、私は使用したことがありません。
使ったことがないのであまりわかりませんが、PostgreSQLの特徴は、Unixに対応していることです。
興味がある人は是非調べてみてください。
代表的な製品を5つ紹介しました。有名なデータベースはこれくらいだと思います。
まとめ
システム開発を行うときは、必ずと言っていいほどデータベースが絡んできます。
Oracle、MySql、SQLServerなど製品によって、それぞれ微妙に使い方が異なりますが、
基本的には同じなので1つの製品を扱えるようになれば、だいたいどの製品でも使えるようになれます。
このサイトでは、SQLServerの使い方を紹介しているので、是非参考にしてみてください。