
VBAでの変数の使い方を紹介していきます。
変数とは
変数とは、値を一時的に格納しておくための箱です。
学生の時に、x = 10 y=5 みたいな勉強をしたと思いますが、まさにこれが変数です。
例えば、電卓での 10 + 5 をプログラミングで表現するとこのような書き方になります。
x = 10
x = x + 5
x = x + 5 ってなんかおかしくないですか??って思うかもしれませんがおかしくありません。
プログラミングでは、「=(イコール)」には、左辺に代入するという意味があります。VBAだけではなくほとんどのプログラミング言語が同じような書き方をします。
左辺に代入するという意味なので 、x=x+5 変数xの中身は15ということになります。
今回は数字を変数に入れていますが、変数に入るのは、数字だけではなく、文字など色々なものを
入れて記憶させておくことができます。
これが変数と呼ばれるものです。
変数宣言
変数を利用するために、まずは変数を宣言する必要があります。
変数の宣言方法を紹介していきます。
Dim 変数名 As 型
また型を省略することもできます。
Dim 変数名
型を省略した時は「Variant型」と呼ばれる方になります。
変数の宣言方法の、例を見てみましょう。
Dim test As Integer
test = 100
testという名前の変数に「100」という値を格納しました。
また変数は数字だけでなく文字を入れることもできます。
Dim moji As String
moji = "おはよう"
testという名前の変数に"おはよう"という文字列を入れました。
変数には、文字列や数値などの値を格納することができます。
また、文字列や数値を格納するには「型」を指定しています。
例では、文字列を格納する時は、「String」、数値を格納する時は、「Integer」を利用しています。
型一覧
型の一覧を見てみましょう。
よく使う型をまとめたので是非参考にしてみてください。
型名 | 型 | 範囲 説明 |
String | 文字列 | 文字列を格納する |
Integer | 数値 | -32,768 ~ +32,767 |
Long | 数値 | -2,147,483,648 ~ +2,147,483,647 |
Single | 小数点 | -3.402823E38から-1.401298E-45 1.401298E-45から3.402823E38 |
Double | 小数点 |
-1.79769313486231E308から-4.94065645841247E-324 |
Boolean | 真偽 | True もしくは False |
Object | オブジェクト型 | オブジェクトを格納 |
Variant | バリアント型 | すべてのデータ |
まとめ
型を宣言するときは
Dim 変数名 As 型
この形をしっかりと覚えておきましょう。
どの型を使えばいいのかわからなくなったときは、一覧表をみて判断してみてください。