
ここでは、シート上にボタンを追加して、処理を記載する方法を紹介していきます。
開発タブからボタンを追加するので、開発タブってなに?って方はまずこちらを参考にしてみてください。
それでは、さっそくやっていきましょう。
Excel上にボタンを配置
開発タブを選択して、その中にある、「挿入」を選択しましょう。
すると、フォームコントロールとActiveXコントロールの2つが表示されると思いますが、ActiveXコントロールのボタンを選択しましょう。
フォームコントロールよりActiveXコントロールの方が汎用性が高いので、どうせ覚えるなら、ActiveXコントロールに慣れていきましょう。
こんな感じです。
「ボタン」をクリックして選択できたら、Excelのシート上に好きな場所にクリックして貼り付けてみてみてください。
これでExcel上にボタンを張り付けることができました。
ボタンのプロパティ設定
ボタンの配置ができたら次は、ボタンのプロパティを設定していきます。
プロパティを設定するには、まず「デザインモード」にしてから、「ボタンを右クリック」し、その中から「プロパティ」を選択してみましょう。
プロパティというのが表示されたと思います。
これを設定するのですが数が多くて嫌になりますね。。
そこで、一番大事なプロパティを1つと、よく使うプロパティを3つ紹介していきたいと思います。
この4つのプロパティを是非覚えて下さい。
(オブジェクト名):これが1番大事です。このボタンのIDを設定する項目です。
複数のボタンを作成した時にどれがどのボタンなのか、パソコンが判断するために必要なプロパティです。
なので複数作成する時は、必ずIDが被らないように設定しましょう。
Caption:ボタンに表示されるテキスト部分の設定です。
Captionと(オブジェクト名)の違いを必ず理解しておきましょう。
Enable:Trueの時、使用可 Falseの時、使用不可と設定できます。
Visible:ボタンの表示、非表示を設定することができます。
(オブジェクト名)とCaptionの違い
わかりやすい例でいうと、マイナンバーと名前みたいな関係です。
名前だけで、個人の情報を作ると、同姓同名の人がいたときにどっちの人の情報か判断できませんよね。
そのためにマイナンバーが個人に振られていますよね。
オブジェクト名とCaptionも同じ関係です。
(オブジェクト名)=マイナンバー
Caption=名前
こんなイメージでとらえておきましょう。
今回は、プロパティをこのように設定しました。
(オブジェクト名) = btnHironimo
Caption = ひろにも
Enable = True
Visible = True
ボタンのイベントを作ってみよう
最後にボタンのイベントを作ってみましょう。
デザインモードの状態で、ボタンをダブルクリックしてみてください。
するとVBE(Visual Studio Editor)という、エディタが表示されたと思います。
ここにVBAを記載していきます。
VBEの使い方は、別で紹介していますので、今はふーんと眺めているだけでOKです。
では、試しにボタンを押したときに、メッセージボックスを表示する処理を記載してみました。
ボタンイベントを記載するには、ここの間に記載しましょう。
Private Sub btnHironimo_Click()
処理を記載する
End Sub
こんな感じで記載してみました。
Private Sub btnHironimo_Click()
MsgBox ("Hello World")
End Sub
それでは、さっそく実行してみましょう。
VBEを閉じて、EXCEL上のボタンをクリックしてみてください。
この時、デザインモードを解除しておきましょう。
このように、Hello worldというメッセージが表示されましたね。
まとめ
VBAでボタンを使うには、開発タブ→挿入→ActiveXコントロールのボタン
プロパティの設定、(オブジェクト名)、Caption、Enable、Visible
(デザインモード)ボタンをダブルクリックで、VBEが表示され、処理を記載
このような流れで作成できます。