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Excelを使いこなす上で欠かせないのが「関数」です。
関数を使えば、手作業で行っていた計算やデータ処理を自動化でき、業務の効率が大幅に向上します。
今回は、Excel関数の基本的な考え方と、初心者でもすぐに使える代表的な関数をわかりやすく解説します。
Excel関数とは?
Excel関数とは、Excelにあらかじめ用意されている計算式のことです。
数値の合計を求めたり、特定の条件に応じて結果を変えたりすることができます。
一度関数を埋め込んでしまうと、自動で計算してくれるのでとても業務が楽になります。
是非、学んでみましょう。関数は、基本的に下記のような形になります。
=関数名(引数1, 引数2, ...)
例えば、セルA1~A10の数値を合計する場合、以下のように入力します。
=SUM(A1:A10)
このように、関数名の後に「かっこ()」をつけ、その中に必要な情報(引数:ひきすう)を入力するのが基本的なルールです。
代表的なExcel関数 5選
Excelには数百種類の関数がありますが、最初に覚えるべきはよく利用する下記の5つの関数です。
1 SUM関数(合計を求める)
先ほども紹介しましたが、改めて紹介します。
SUM関数は、指定した範囲内の数値を合計する関数です。
=SUM(A1:A5)
例えば、A1~A5に「10, 20, 30, 40, 50」が入力されている場合、この式の結果は「150」になります。
SUM関数の使い方の詳細は、下記記事でも紹介しているので、参考にしてみてください。
2 AVERAGE関数(平均を求める)
指定した範囲の平均値を求める関数です。
=AVERAGE(A1:A5)
例えば、A1~A5に「10, 20, 30, 40, 50」が入力されている場合、(10+20+30+40+50)/5 = 30 となり、結果は「30」になります。
AVERAGE関数の使い方の詳細は、下記記事でも紹介しているので、参考にしてみてください。
3 IF関数(条件によって異なる値を表示する)
IF関数は、「もし○○なら△△、それ以外なら□□」といった条件分岐を行うことができます。
=IF(A1>=60, "合格", "不合格")
例えば、A1の値が60以上なら「合格」、それ未満なら「不合格」と表示されます。
IF関数の使い方の詳細は、下記記事でも紹介しているので、参考にしてみてください。
4 COUNT関数(データの個数を数える)
指定した範囲の数値データの個数をカウントする関数です。
=COUNT(A1:A10)
A1~A10の中に数値が5つある場合、この式の結果は「5」になります。
COUNT関数の使い方の詳細は、下記記事でも紹介しているので、参考にしてみてください。
5 VLOOKUP関数(表からデータを検索する)
VLOOKUP関数は、大量のデータから特定の情報を検索する際に便利です。
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)
例えば、社員名簿から特定の社員の情報を取得する場合に使えます。
VLOOKUP関数の使い方の詳細は、下記記事でも紹介しているので、参考にしてみてください。
Excel関数の使い方の注意点
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「=」を忘れずに → 関数を入力するときは、必ず「=」を先頭につける。
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引数の範囲を正しく指定する → 範囲の指定ミスを防ぐためにドラッグで選択すると便利。
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オートフィルを活用する → 数式をコピーして他のセルにも適用できる。
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エラーが出たらF1キーで調べる → Excelのヘルプ機能を活用して解決。
まとめ
本記事では、Excel関数の基本的な考え方と、初心者向けの代表的な関数を紹介しました。
まず覚えるべき関数5選:
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SUM:合計を求める
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AVERAGE:平均を求める
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IF:条件によって異なる値を表示する
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COUNT:データの個数を数える
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VLOOKUP:データを検索する
Excelの関数を使いこなせば、作業の効率が格段にアップします。まずは基本の関数をしっかりマスターし、徐々に応用的な関数にも挑戦してみましょう!