目次
今回は、C#におけるチェックボックスの使い方について紹介していきます。
それでは、さっそく見ていきましょう。
チェックボックスの配置
まずは、画面にチェックボックスを配置していきましょう。
左にある、ツールボックスから「CheckBox」を選択して、画面に「ドラッグ&ドロップ」で配置していきます。
今回は、こんな感じで配置してみました。
これで、チェックボックスの配置は完了です。
チェックボックスのテキスト変更
続いて、チェックボックスのテキストを変更していきましょう。
画面のプロパティからもできるのですが、今回は、ソースから変更していきましょう。
checkBox1.Text = "りんご";
checkBox2.Text = "みかん";
checkBox3.Text = "ぶどう";
上記のように「Text」プロパティに値を設定することで、画面の表示を変えることができます。
今回は、「りんご」「みかん」「ぶどう」と設定してみました。
画面のテキストが変更されていることが確認できましたね。
チェックボックス チェック状況 設定
チェックボックスの値をプログラムから変更するときは、「Checked」を利用しましょう。
checkBox1.Checked = false;
checkBox2.Checked = true;
checkBox3.Checked = false;
このように、「Checked」プロパティに「false」「true」を設定することで、チェックの設定をすることができます。
今回は、みかんにチェックを入れてみました。
「みかん」にチェックが入っていることが確認できました。
チェックボックス チェック状況 取得
先ほどは、チェックボックスの設定を行いましたが、今度はチェックボックスのチェック状態を取得してみましょう。
チェックが「されている」のか、「されていない」のか、を知ることができます。
先ほどと同じ「Checked」を使用することで取得できます。それでは、例を見ていきましょう。
if (checkBox2.Checked == true)
{
Console.WriteLine("みかんが選択されました");
}
このようにif文に、「Checked」の条件を指定することができます。
今回は、もし「みかん」にチェックが入っていたら、メッセージを表示するようにしました。
チェックボックス イベント処理
最後に、チェックボックスで一番よく使用するイベントを1つ紹介していきます。
チェックボックスの状態に変化がある場合に発生するイベント「CheckedChanged」を押さえておきましょう。
それでは、イベントを作成していきます。
①まず、イベントを設定したいチェックボックスを選択
②イベントアイコンを選択(稲妻マーク)
③「CheckedChanged」を探して、任意の名称を設定する。(今回は「CheckedChanged_1」にしています)
これで「Enter」キーを押下すると、イベントが作成されたと思います。
チェック状況を取得する処理を記載してみました。
private void CheckedChanged_1(object sender, EventArgs e)
{
if(checkBox1.Checked == true)
{
Console.WriteLine("りんごが選択されました");
}
else
{
Console.WriteLine("りんごが外されました");
}
}
このように記載することで、「りんご」のチェックボックスを変更するごとに、
チェックボックスのイベントが発生し、チェック状況を取得することができます。
サンプルソース
使用したソースを張っておきます。
using System;
using System.Windows.Forms;
namespace c_sharp
{
public partial class frmCheckBox : Form
{
public frmCheckBox()
{
InitializeComponent();
}
private void frmCheckBox_Load(object sender, EventArgs e)
{
checkBox1.Text = "りんご";
checkBox2.Text = "みかん";
checkBox3.Text = "ぶどう";
checkBox1.Checked = false;
checkBox2.Checked = false;
checkBox3.Checked = false;
}
private void CheckedChanged_1(object sender, EventArgs e)
{
if(checkBox1.Checked == true)
{
Console.WriteLine("りんごが選択されました");
}
else
{
Console.WriteLine("りんごが外されました");
}
}
private void CheckedChanged_2(object sender, EventArgs e)
{
if (checkBox2.Checked == true)
{
Console.WriteLine("みかんが選択されました");
}
else
{
Console.WriteLine("みかんが外されました");
}
}
private void CheckedChanged_3(object sender, EventArgs e)
{
if (checkBox3.Checked == true)
{
Console.WriteLine("ぶどうが選択されました");
}
else
{
Console.WriteLine("ぶどうが外されました");
}
}
}
}
まとめ
今回は、チェックボックスの使用方法について紹介してきました。
チェックボックスは、画面作成によく利用するコントロールなので、しっかりと押さえておきましょう。
特に、イベントを発生させる方法や、チェック状況を取得する方法は押さえておきましょう。